法政大学のO教授の退官パーティで久々に会ったT本さん。
法政大学大学院ITPCの同期で、私の前の席に座っておりましたことで、
とても影響を受けた方の一人です。
そのT本さんの現在の職業は、ユーザビリティのコンサルティングです。
2000年当時、ユーザビリティという言葉はようやく生まれたばかりで、
一体こんなことを生業にできるのか?と思っていた頃から、T本さんは、
「私はユーザビリティエンジニアになりますー」と断言していたことを思いだします。
今では「エンジニアからコンサルタントになったよ。」ということで出世もされて、
立派に独立されて仕事をされています。
そのT本さんと久々にお酒を飲んだ時に、
さすがにこの不況の時にユーザビリティにお金を払ってくれるお客さんはいないよね、
的な話になって、T本さんも大変ですね、となるわけですが、
ここからが彼の素晴らしいところで
「いやいや、コンサルタントは不況の時には本を書けばいいんでしすわー」と。
普段、お客さんとの仕事をこなしているときは、とても本など書いている時間はないので、
今が本当に執筆のチャンスというわけです。
しかもコンサルタントは本が一番の営業ツールということらしく、もの凄くポジティブに捉えていました。
「1年くらい腰をすえて本を書いて、できれば新書文庫にして出版しますわー」
と宣言していたので、きっと実現すると思います。
そんなT本さんの2006年に出版した本はこちらです。
ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック